皆さんは熱いお風呂は好きですか? 私は温泉、露天風呂や自宅の風呂、どれも好きです。
この記事を読んでわかること
- 風邪をひいたとき風呂に入った方がいいの?
お風呂に入ることで、単に気持ち良いだけではなく免疫力を高める効果、健康と美容にも大きな影響をもたらすといわれています!この効果をヒートセラピー(温熱療法)といいます。風邪、感染症、インフルエンザになったときに熱が出ますよね。それは、病原に対して自然な防御反応なのです。体温が上がると、体内に病原体が住みにくい環境になるのです。
熱が出るおかげで、免疫細胞が活性化され病原体を攻撃する力が強まるのです。ですから、この時に解熱剤を飲んで熱を下げないようにすることが大事なのです。熱の刺激でヒートショックプロテインというたんぱく質の量が増えます。このたんぱく質はただ単に熱が出たときのみならず、風呂やサウナなどの熱による刺激でさえ増加する優秀なたんぱく質なのです。一昔前までは、風邪をひいたら入浴するなと言われていましたが、このヒートショックプロテインの研究が進むにつれ、その認識は覆されました。風邪をひいたらとにかく体に熱刺激を与えるべきなのです!40℃以上の風呂に入ると、回復が早まるという結果が出たのです。とにかく体に熱刺激を与え、更にできるだけ汗をかいた方が効果的なのです!
実はサウナに入るのもお勧めです。75℃で30分間サウナに入ると、ヒートショックプロテインが50%増加するという研究があるのです!サウナに週数回、3か月間定期的に利用すると、風邪をひくリスクが50%減少したことが明らかになりました。サウナの効果には、ヒートショックプロテインが増加するほかに一酸化窒素も増やし、呼吸器系疾患のリスクを下げてくれることも明らかになっています。この一酸化窒素は全身の血流をよくしてくれるのです。免疫を高める意味でも効果があるのです!
是非、時間がありましたら週に数回サウナに行くのも良いでしょう!!ただし、高温のサウナは身体への負担も大きいので、病気で発熱しているときは利用を控えましょう!